火事場で火は熱いかとか調べんな

線量限度の被ばくで発がん 国際調査で結論
http://www.47news.jp/CN/200506/CN2005063001003768.html

情報元
Twitter /@島国大和
http://twitter.com/#!/shimaguniyamato/status/62085656679165952

比較的冷静だった島国大和さんまでをも震え上がらせたこれだけど、最初からテレビなどで「年間100ミリシーベルト」の意味は解説されてきたよね。人間はほっておいてもだいたいガンになるので、ガンの原因を特定するのは難しいだろう。
広島・長崎での40年間のデータでは、100ミリシーベルト以下の被曝でガンを発症した人が80人が増えたそうだ。つまり40年で100ミリシーベルトでも危ないね!冗談はさておき、これをもって100ミリシーベルトの被曝でガンの発症率が2%上がると言えるわけだけど*1、0ミリ無被曝ってのはありえないはずだから線量は少なくなるほどあいまいにならざるをえない。
客観的に言えば影響が長期的でかつ発現が少なくて断定なんてできねーよってなるよ。しかしそれでは何も言ってないのと同じ。なので、影響があるかもしれない値としてしょうがなく年間100ミリシーベルトな!ってなってるだけだよ。そりゃ少ないなら少ないにこしたことはないよ。逆にたくさん浴びても必ずガンになるわけじゃないのが不思議っすよね。
不思議といえばわからないことがあるんだけど、例えばここに飲むと40年以内に2%ガンのリスクが上がる飲み物Aがあるとする。これをごくごく飲んだとして、次に吸い込むと40年以内に2%ガンのリスクがあるガスBをモリモリ吸い込んでみる。そうするとこの人が40年以内にガンになる確率は何パーセントあがるの?
この答えがもし4%だとすると、同じ要領でいろいろ考慮していけば100%なんてすぐに突破して人間は40年以内に100%以上の確率で死ぬ。もしも2%なら同じ要領でいろいろ考慮しても2%は2%ということになり、もうそれは定められた運命と見分けがつかない。なにこれ。
ちなみに今日始まったWIN5の買い目は全部で95万通りあったわけだが、当たる確率は何%になるの?的中票数は663票だそうだよ。

当時では考えられないぐらいに状況が悪くなってるのは事実だけど、データを解釈するのは結局のところ人間だよ。危ないと思ったら自分で逃げるしかない。もしかしてひき止めてほしいのか?それとも騒いだ人から安全でクリーンな楽園に行けるみたいな制度がはじまってたりするのか?

*1:40年で80人も議論の余地あると思うけど