石川ワタル

競馬ブックに海外馬鹿の石川ワタルが登場し、毎度おなじみのご意見を述べていました。もうさー。同じ話ばっかり書くなよなー。しつこいつーの。導入部でまず、世界住みたい国ランキングで日本は9位どまりでしかないことから入る。続いて、自分は世界50カ国を見て歩いたがまったく同意見で、日本はその程度らしい。その理由――

いまだに贈収賄疑惑があとを絶たない政治手法や、難民認定の法外な厳しさ、突如として自己責任を問題にする偏狭なムラ社会の意識構造などなど、不満な点も多々あるということ。

うーん…。あれ?

住みたい国ランキングはGDP(国内総生産)や教育への支出、医療水準、女性の社会進出、環境保護などの指標によって決まる

さっきの関係なくないか。別の切り口を補足してくれたと考えても、やっぱりどうでも良くないか笑。50カ国をそんな視点で見てきたってのもすごいな…。そんで本題の日本も早いとこ「パート1」に認定されようよ!という話。彼の中ではこの認定を受けないと競馬開催国として二流なのだと力説(世界の認識と彼は書いているが)。で、パート1になるとどうなるかというと、

日本競馬の対外的なイメージが向上することを意味し、(中略)日本産馬にブランド力がつくことにもなり、生産者にとっても歓迎すべき材料となるはずだ。

なんだかぼんやりとした話だなあ。で、パート2だと国際社会で舐められるというエピソード。

昨年12月には、生産者の代表が香港で日本産馬のピーアールをしたが、香港の関係者に「日本はパート2の国でしょう」といわれ、返す言葉に困ったという話もある。

うそくせー。間違えた、ほうほう。えーっと香港はパートいくつなのかナー。

パート1には現在15カ国が認定されている。アルゼンチン、ブラジル、カナダ、チリ、フランス、ドイツ、英国、アイルランド、イタリア、ニュージーランド、ペルー、南アフリカ、UAE、アメリカ。日本は香港、インド、パナマ、スカンディナヴィア諸国、シンガポール/マレーシア、ウルグアイ、ヴェネズエラと並んでパート2のままである。

香港と並んでいるの…?「いやあ香港もパート2じゃないですか。香港競馬は有名なんだから関係ねーっすよあんなもん」と返せば良かったのでは…?つーかブラジル、チリ、ペルー、南アフリカあたりの競馬なんてよく分からないのですが…。日本の生産者の代表とやらもパート2の香港なんかになんでピーアールしに行ったのかしら笑。で、なにがパート1入りをはばんでいるのかというと、ご存知、外国調教馬に開放されているレースが少ないということ。

先のICSC(国際せり名簿基準委員会)から日本のパート1入りの条件として要求されているのは、たったひとつの項目だけ。JRAが選定した日本の主要221レースのうち、半数以上を外国調教馬に開放すること――たったそれだけで、日本のパート1入りが実現するのである。

で、このあと、別に開放したところで外国馬が大挙押し寄せてくるわけでもないし、特別な影響はないと語っている。と、いうことはですよ。開放しようがしまいが別に日本の競馬に変化はないのに、パート1入りすることによってその評価がガラリと変わって日本は競馬先進国へと生まれ変わるわけでしょ?なんかおかしくね?地方競馬のグレードレースはJRAと違って公式グレードなので世界に通用するわけでしょ?でも実際のところ日本の競馬と言えばJRAの競馬ですよ。頂点のレースであるジャパンCなんかが堂々と解放されているし、海外遠征も最近では結構普通なことになった。何頭かの遠征馬がそこでちゃんと結果も出した。そんな状況で、馬券の売上1位である日本の競馬が国際的に劣っていると認識してる古代人の方がよほど劣っていると思いますが。

つーわけで内容はともかくとしても、書き方や説得力が低レベルな石川ワタルは相も変わらず紙面の無駄だったと。おまえの予想や文章こそパートいくつなんだと。今日は長々とすいませんでした。