エリザベス女王杯感想

3歳馬余力無しとか言っといて、3歳馬ワンツーとは恥ずかしいな笑。カワカミプリンセスは斜行で降着になったけど、実質的には6戦全勝。同世代に繰り返し勝つのも立派だけど、古馬に混じっても勝つというのはさらに凄いことだ。しかも4角での手応えもひと息で全能力を発揮してない感じもあるだけに相当な強さだ。あえて言えばまたHペースだったことぐらいか。違うタイプのレースでどうかというところ。

降着については強烈な斜行でヤマニンシュクルが完全に止まって下がり、そのまわりの馬にも影響が出てる。降着制度自体があまりスマートなものではないし、降着したところで被害馬の馬券は復活しないわけだから、どっちでもいいのだけど、まあ今回のは降着になっても文句は言えないなとは思う。本田騎手の潔さはかっこよかったし、賞金以外にはなにも失ってないのでは。

ひとつ指摘しておくと、別に降着のないレースでだって馬はしょっちゅう斜めに走る。競馬がタイムアタックでなくわざとたくさんで走らせてるんだから、そういうの避けて走るのが騎手のお仕事。故意でなくとも不利を与えることもある。ということで、競馬で邪魔したり邪魔されたりはどっちも運次第ってところもある。運も実力のうちってね。馬券買ってる人ならば余裕で知ってることですね。

いちばん腹立たしいのはテレビのじいさんが不利を受けたヤマニンシュクルに対して脚があれば出てこれるみたいな寝言を繰り返し述べていたことで、もうずっと寝てればいいのに。