世界は悲しみにあふれている

昨日、フォークダンスDE成子坂の人が35歳で急死したというニュースを見て、死ってすぐ近くにあるんだなあとあらためて痛感した。本人は頭が痛い、風邪ひいたかもと言ってたらしいのでなおさらだ。思えばフォークダンスDE成子坂はその全盛期にはきわめて高い評価を得ていたわけで、それが突然解散することになってしまい、それでもピンとして(その後コンビ結成)あきらめずに頑張ってたわけでしょ?そういう流れを見るに世の中ほんと安心できないというかなんと言うか・・。
で、今日たまたま新聞を眺めたら、なんか自殺が流行ってるみたいなことが書いてあり、また死ぬ話かと暗い気持ちになった。その新聞ではいたるところになぜ気づいてやれないのかとか対応が不十分だとか、要は学校・教師が悪いみたいなことが繰り返し書いてありさらに嫌な気分に。悪いのはいじめた人じゃねーの?どう考えてもさ。
教師や学校がいじめられっこを見殺しにするのはたしかにかわいそうかもしれないけど、現実的にどうすれば見殺しにせずに助けてあげられるのか考えると、これはなかなか難しいと思う。たとえばいじめっ子に制裁を加えるようなことは最も難しいし、クラス全体に呼びかけたり加害者に口で注意するくらいで解決するならこんな問題になるはずもない。学校がどうにかすべきだとかいう意見は人任せのうえに非現実的で、他人事について正論を言ったつもりで気持ち良くなってるだけにしか見えない。
自殺するほど追い詰められた人に、「いつか救いがあるよ!」なんてのは無責任かもしれないけど、恵まれた人が突然転落するのと同じように、幸運に恵まれることだって突然なのだ。村田渚さん本人がどう思って最期を迎えたのかはわからないけれど、天才・桶田敬太郎とめぐり逢ったことは良かったときっと言うだろう。そういう貴重な幸運と死や別れなどの不幸は隣り合わせの紙一重なのだということをせめてみんなが知るべきだ。