競馬依存症の否認

まず選手権ですがみなさまがたの暖かいご支援を頂き、現在のところ登録者2名です笑。これはもうダメかもわ(略。
そんなファン離れに歯止めのかからない競馬はいまだにイメージが良くないって話。前回は事態の収拾を優先してたのでおとなしくしてたけど、ほとぼりも冷めたところで改めて。明治時代の馬券登場当初には金銭トラブルや八百長、あちら側の人たちの関与など多くの問題があった。あまりにも問題が絶えないので馬券の発売を一旦禁止させられるほどだった。しかしそれでは当然競馬の開催が維持できないので、しばらくたって馬券の発売は再開されるのだが、やはり八百長などの問題はなかなか無くならなかったし、当時のファンは今とは違って気に入らないことがあると、過激な暴動なんかも平気で起こしていたらしい。昔の競馬はイメージどころか事実として普通に荒れていたわけだ。それだけ大騒ぎしてれば、昔は電車の中で競馬新聞を広げることなんてありえなかったという話もまあそうだったんだろうなあと思える。競馬はレジャーやスポーツというよりも誰がそこで生み出される金を持っていくかという鉄火場そのものでしかなかったわけだ。
けれど、今それがどうなっているかというと、社会問題にされるような大事件や暴動などは無いし、競馬を取り巻く状況もその頃とはまったく違ってきている(内部で行われていることや体質があまり変わっていないとしても)。だから競馬のイメージがいまだに悪いとすれば、それはギャンブルそのものが持つ問題であるか、競馬ファンの平均的イメージが酷い*1かのどちらかだ。
さてここからが本題。でも世間的なイメージが悪いとなにか問題があるのだろうか。前回も書いた通り、日本のギャンブルの2大巨頭である競馬やパチンコは根強いイメージの悪さを抱えながらも巨大産業としてそれなりに順調に回っている。考えてみればブログとかだってあまり人に言えるようなものじゃないと思うけど、数え切れない程のブログが現実に書かれている。イメージが悪いからといってそれで必ずしも滅亡や衰退に追い込まれるとは限らない。逆に競馬の地位がいま以上に向上したとしても別にそれでファンがどんどん増えて馬券がガンガン売れるようになるとも思えない。いまさら競馬は悪だみたいな発言は著しく時代遅れでセンスが無いとは思うけど、いまだ実現されてるとは言い難い公正競馬の強化のためにはそういう時代錯誤な意見がたまに聞こえてくるぐらいでちょうどいいのかもしれない。JRAがまだまだ優良企業であるのに売上げ減とかファン離れがやたらと強調されているのと同じことだ。
どれだけ競馬が悪く言われたとしても、競馬の素晴らしさをわかってる人はちゃんとわかってるだろうから、言いたいやつには言わせておけばいい。そんなことで競馬を見捨てるつもりは無い。たとえ世界中で馬券を買う人がおれだけになったとしてもおれ頑張るよ笑。ところが競馬の神様は気まぐれでそういう人間だからといって容赦してくれたりはしない。むしろ全力で厳しくあたってくる。そこが競馬の、ついでに人生の厳しいところだ。

*1:例えば小汚いとか臭いとか