問題意識を持つ少数派の君へ

続きましてF騎手のインタビュー拒否問題。須田鷹雄氏の日記によるとある騎手がJRAへの嫌がらせとして勝利インタビューを受けないことをほのめかし、その場合の対応について振り回された関係者が迷惑したとのこと。まず、これが事実だったとしたら須田鷹雄氏は一般ファンが知りえない情報を表に出したということでそれだけで大手柄だと思います。復讐行為(または暴力行為)に出る危険人物を攻撃するというのも勇気がいることだと思うのでなおさら凄いです。ただまあ例によって「尾崎テイストな競馬ファン」みたいな余計な煽りとかどうなんでしょうね笑。F騎手にはコドモじみてるとか言ってますけどブーメランですよ。しかも何度目ですか笑。
個人的な感想としては勝利ジョッキーインタビューなんて毎回質問者(場合によっては回答者)のレベルが低くて見てられないことも多いので、別にどうだっていいというかむしろそっちの方を問題視してほしいぐらいですけど、これが須田氏の言うようにファンに対する重大な裏切りであるとすれば、だからこそそれを復讐のネタにしたんじゃないかと思います。誰にも迷惑かけないのなら復讐にならないわけですからね。ところで、この行為が何の復讐なのかはっきりしてないと思うんですけど、先日の暴行事件に対する騎乗停止への不満ってことでいいんですかね?もしそうなら、よほど暴行事件がたいした事件*1じゃなかったのではとか想像できますね。騎手がJRAの家族(または社員)みたいなものだと考えれば庇ってもらうどころか見せしめとしてさらに処分されたわけだから、たしかに子供だったら親に対して憎悪が沸く場面でしょうな。
というわけでね、なんか想像とか仮定してばっかりじゃないですか上の文章。僕は別に誰かの味方をしたいわけではないのだけれど、実際にローレルゲレイロは2着に敗れブックにはちゃんと藤田のコメントは載ってる。つまり、インタビューのボイコットは現実に行われなかった。もう一度リークされた内容を見返すと具体的なことはあまり書かれていない。ほのめかすというのも微妙だし、動機についても憶測でしかなく藤田側の言い分はまったくありません。もしかしたら長年の小さな軋轢が積もり積ってあるとき限界を超えて爆発したのかもしれないし、それこそ不満を持って当然の理由があるのかもしれない。われわれはこの対立について完全な事情を知らない部外者でしかなく、仮にインタビューが無くなってもファンの財布や身体が直接痛むわけではない。須田氏が問題にしたいことがもともとあって、この件はそれを書くための入り口でしかないというのならさっさとその本当の問題を書くべきではないでしょうか。話はそれからです。それができるだけの力を持つ人は限られている。なにひとつ事実関係がわからないのに素人が釣られてもねえ。

参考文献

須田鷹雄の藤田批判に見る お笑い競馬ライターの葛藤(昨日の風はどんなのだっけ?)
http://d.hatena.ne.jp/toronei/20070511/M

須田鷹雄の藤田批判に見る お笑い競馬ライターの葛藤(馬券日記 オケラセラ)
http://baji.cocolog-nifty.com/okera/2007/05/post_22d1.html

*1:いまだに詳しいこと知らない