安田記念感想

ダービーについて結局書けなかったので少しだけ。四位さんについては好きな人には悪いけどちっとも感動しなかった。タニノギムレット事件を思い出すとF騎手擁護の人がレースこそ仕事だって言うのももっともだという気になってくる。おれ好感度が低いためか馬上礼も騎手辞めてもいいコメントも二番煎じかよとしか映らなかった。おれにも好き嫌いくらいある。ただ、ウオッカが突き抜けたときはうおおスゲー!!と不覚にも思った。おれクラスでもまだ競馬でそういう風に思えるんだなあと。それぐらいウオッカは凄い馬。
さて、安田記念エアシェイディの馬体重発表の時点で、というよりその前のレースで生きる気力を失っていたので死んだ魚の目でレースを観戦。コンゴウリキシオーの頑張りは予想以上でとても恥ずかしかったけど、それ以上にほかの馬、特に香港勢のしょっぱさにはガッカリした。外国馬にはこういうことがあるから馬券的につまらない。終わってみればどちらかというと買う方が悪いみたいな感じになるもんな。
ダイワメジャーについて特に深く考えずに現役最強馬とまで書いちゃったわけだが、新聞の印を見ても◎がズラっと並ぶわけでもなく、ネット界隈ではダイワメジャー消しっていう予想もわりとあった。おれは別に安田なんとか子のようにダイワメジャーを特別に評価してるわけじゃないんだけどね。レース前、ラジオの解説者がアナウンサーの「内枠というのはどうでしょうか?」というデキる質問に対して「ロスがなくていい枠」みたいなことを述べた。これを聞いたときに、ダイワメジャーが外から自由に走れば強いという解釈はあまりにも有名なのにプロのこいつは何を言ってるんだろうと思った。ダイワメジャーが勝つとこいつみたいなのが当たって真面目に内枠に不安を感じた人がハズれるのかと悲しくなった。サンデーサイレンスじゃなくて内枠という理由で軽視した人は胸をはっていい。あ、おれみたいなもんはもちろんリキシ消しなんで当たってないんですが。
レース後のインタビュー。アンカツフサイチホウオーで期待を裏切ったことを聞かれてもいないのに謝った*1。そして今回は期待に応えられて嬉しいと繰り返した。今週は史上まれにみるぐらいやられたけどアンカツの誠実な態度に感動し、気を取り直して山に草を食べに行った。

*1:インタビュアーがきまずそうだった