M−1グランプリ決勝回顧

         中田 大竹 巨人 石井 上沼 松本 紳助  合計
笑い飯      92 85 83 85 89 85 85 604
ポイズン     85 80 84 82 81 90 75 577
ザブングル    82 84 79 84 92 90 86 597
千鳥       81 81 87 80 85 80 86 580
トータルテンボス 93 84 90 95 95 93 96 646
キングコング   91 90 88 95 97 93 96 650
ハリセンボン   86 85 86 84 93 88 86 608
ダイアン     84 82 81 86 89 85 86 593
サンドウィッチ  92 84 92 95 95 95 98 651


笑い飯は酷かったな。本人たちは進化してないと思われたくなくてあえてやってるんだろうな。それなのにカウス師匠に「毎回同じ」という雑なコメントをされて踏んだり蹴ったりだった笑。ウケてないのに繰り返し続ける姿は無残だった。舐めて温存という意識もあったか。5

POISON GIRL BANDは久々に観たけど悪い意味で変わってない笑。伸び悩み?ここも会場がついてきてないのに駆け抜けてしまった感じ。想像だけど本人たちは内心冷めてやってるんじゃないかなあ。ポケットのくだりが面白かった。7

サブングルは顔芸だけではないという紹介のアオリが前フリになっていてずるい笑。ここもいまいち盛り上がってなかった。結果としてなぜここが決勝にあがってきたのかわからなかった。毎回思うけどザブングルあたりではじめて観たって平気で言っちゃう審査員は必要なのかね。「喪服やぞ」7

千鳥は相変わらずの孤高の謎ネタ。ここまでくると一周してかっこいいと思う。この人たちは内心どころか完全に冷め切っている。優勝よりも和民を優先するぐらいだからなあ。最後のオチは麒麟キャン×キャンあたりへのアンチテーゼか。たまたまいなかったから良かったものの笑。6

トータルテンボスはここまでの湿っぽい空気の中で気を吐いた。ネタはオンバトで観たことあったけど変わっているところもあって偉いなと思った。持ち前の言葉選びのセンスとスピード感で置いてけぼりにすることが多いのに今回はうまく押し切った。ラストチャンスだったんだね。7

キングコングは暖まった流れに乗って会場を沸かせていたけど、なんていうかベタというか借り物みたいな漫才だった。無駄にテンションをあげてたたみかければいいみたいな戦略が透けて見えて必死だなあとしか思えなかった。品川庄司が発見したこの必勝法は要するに審査員とお客さんが舐められているってことだと思うんだけど、紳助がすすんで「M−1仕様」とか言い出しちゃってるぐらいでなんだかなあと。ほかにも紳助は基準点がどうのこうのとか今回はホンマの点数だとか、最後で全然泣いてないのに「泣きそう」とか発言がいちいち迷走しすぎだと思う。6

ハリセンボンはコメディアンとして器用だなとは思うけど、ネタとしては平凡でここが4位ということが今年のM−1を象徴してしまったなあと。「ドンタッチミー!」が松本対策だとしたら菓子折り持って謝りに行く。6

ダイアンはM−1という醜い大舞台でも変わりなく自分の仕事をやりきったという印象。いい仕事したけどいかんせん華がないよな。もう誰も覚えてないんじゃないか笑。「いい返事待ってるよ」7

伏兵サンドウィッチマンはエンタでしか観たことなかったけど、知る人ぞ知るみたいな存在だったのかなあ。というのも、もし無名だったのならあのエンタが発掘した芸人が優勝ってことになるわけで、みんなで謝りに行かなきゃいけないってことになるんじゃないのかな。「CのB型」7