もうほっておけばいいのに

須田氏がいっこうに態度を改めないのは、1…異常な負けず嫌いである。2…戦略的にそうしている。3…ガチであーいう思考形態。のどれかだと思われますが、答えがどれだったとしても残念ながら人は年を取るんだなあといったところです(←曹操と対峙した孫権の気分)。2の戦略的というのは、半ばやっちゃった感に気がついてはいるのだが、それを認めることがJRAの理事長なみに正しくないことだと思ってるのかもということ。なぜ正しくないのかというと、わざわざそんな宣伝をすることはこの事件と一般競馬ファンへの影響にとってマイナスだから。彼の中で。
須田氏の発言にたぶらかされて理事長発言は余計とかいまだに言ってる人がいるわけですが、もし須田氏が騒いでなかったら・・と思うと須田氏の影響力もなかなかのものだなと感心します。この期に及んでまだ意見が割れるのが不思議でしょうがないのですけど、たぶん彼らはあの立場が日本競馬を守っていると思いこんでるのでしょうね。最後の一兵まで戦うのが愛国心みたいな。

世の中に潜在している競馬・公営競技への偏見や悪意を甘く見ないほうがいいと思いますよ。ここを読んでるようなマニアな人はなにがあってもズルズル馬券買うでしょうが、競馬止めるか止めないかのボーダーラインに立っている人も世間にはいっぱいいます。将来競馬をやるかもしれないしやらないかもしれない人もいる。そういう想像力を欠かしてはいかんと思いますね。

「競馬が誤解されることを嘆く+そのきっかけになった人馬を非難する」ではなく、「その誤解を解くよう努力する」だろう。それは競馬ファンから主催団体の長まで、競馬の側に立っている全ての人間に言えることである。(中略)一大事であるからこそ、勢いだけで競馬を徒に傷つける危険を冒してはならないと思う。

これを、例えばベン・ジョンソンみたいな話にされたら競馬界全体の将来に関わるし、厩舎関係者からファンまでが理不尽な負担を強いられることになります。そういう事態にならないようにするためにも、状況を整理し、競馬に詳しくない人たちにも分かりやすいように説明していく必要があります。この日記をご覧になっている各メディアの皆さんにも、そのためのご協力をお願いする次第です。

須田氏は当初からこの変な使命感に燃えておられたわけですが、このパターンどこかで・・と思ったら、みちアキさんに向かって、世を乱すようなことを言わないでください!!と怒鳴り込む人と同じなのな。特徴としては1…危険分子と認定したその発言の本質を見誤っている。2…一般大衆が見たら危険と言って一般大衆をなめている。3…自分と社会や組織とが一体化していて頼まれてもいないのにやけに必死である。

そんなに競馬界にとって危険な事件だと思うのならば、「おまえら黙れ!これを教訓に次を防げればいいんだよ!」の前にそれだけの罪を犯した陣営に文句のひとつもありそうなものだが。重大なミスをしたらどうなるか思い知らせるというのも次を防ぐためのひとつの方法なのに。