ま、後悔のないようにな

あけましておめでとうございます。そろそろ人目につきやすいはてなだからという妙な緊張は捨て去って、もっと気軽に肩の力を抜いて書いていけたらいいなと。人目なんて気にしてもいいこと無いからね。自分だけお行儀良くしててもそれで何か貰えるわけじゃないし。見てる人は見てるとか嘘ですから笑。軍隊が無ければ誰も攻めてこないとかといっしょね。大量破壊兵器があろうとなかろうと攻められるときは攻められる。
さて、みちアキさんのいつまでブログとかやってんのかを読んで思い出したんだけど、横山三国志赤壁の戦い曹操が軍船を全部焼かれ、あわてて退却するシーンがあるのね*1。知力100の諸葛亮曹操の逃げ道にもちゃんと伏兵を配置してて、曹操は逃げながら次々と追撃されてボロボロになる。必死に逃げてやっとのことで追っ手を振り切ったと思ったら、最後の最後で関羽が登場して、「げえっ関羽」って曹操が言う場面はあまりにも有名なんだけど、もう戦力の残っていない曹操は、関羽の義理堅さに望みを賭けて見逃してくれと頼む。関羽は一時期曹操に捕われてそのあいだめちゃくちゃ世話になった。ところが劉備の生存を知り関羽は関所を破って曹操のもとを去る。そのとき曹操は追手を止め、関羽を快く逃がしてやったという過去があり、そのため関羽曹操を討つことができず、見逃してしまう。
ここまでは心温まるいい話なんだけど、問題はそのあと。手ぶらで帰ってきた関羽諸葛亮は戦いに私情を挟みやがってと怒鳴りつけ死刑を言い渡す(結局劉備が止めたので死罪にはならなかった)。そもそも最後に関羽を配置しちゃうのが間違いだったわけで、関羽曹操を逃がしちゃうのはみんなわかってた。これについて諸葛亮は戦前に「星を見るにまだ曹操は死にそうもありません。それなら関羽のモヤモヤをここでスッキリさせてやるのが関羽のためになる」とコメントして劉備が「そ、そこまで考えてるとは!」と驚愕しちゃうんだけど、意味がわからない笑。どう考えても頑張って曹操を討つ方がいい*2に決まってるし、曹操劉備側から見て国賊なんだからなおのこと逃がすなんて選択肢はありえない。しかも、なんでわかってて行かせたのにそんなに怒るの?という劉備の問いに諸葛亮は「関羽だろうと誰だろうと、軍の掟に例外は無いということを示さないと国は強くならないのです」と満足げに答えるんだけど、実際のところ関羽は処刑されてないんだよね・・。あのとき曹操を討ってさえいれば後々みんながあれほど苦労することも無かったのにと思うと悔やんでも悔やみきれないですよね。

*1:26巻

*2:曹操が死ねばモヤモヤもクソもない