やる気のある者が生き残る

えーどちらかと言えば生きてる方だと思います。近頃は死んだ魚の目で同じゲームを何周もして暮らしています。なにはともあれ気にかけてくれる人がまだいて良かったです笑。馬券当たればもうちょっと元気も出てくると思うんですけど、サンライズバッカスとかないわー。競馬ってどれが勝つのかを選ぶゲームじゃないのかもしれないなあとかボンヤリ考えはじめている次第です。エイシンラージヒルは原宿理論*1が炸裂して捕まりましたね。いままでの傾向が先行断然だからというだけで当たるほど競馬は甘くなかった。積極的に潰しに行った福永選手のナイスプレーもあったので、だいぶやられたけどすがすがしい気持ちになりました。タイキエニグマ根岸Sだとまた後ろからになって勝てないだろうから中距離のこっちで先行させてみたいという戦前コメントがあり、注文通りの騎乗を見せた福永選手をちょっと見直しました。
それよりも印象的だったのは中山の最終レース。このレースは4頭の有力馬が全部先行馬という激しい一戦で、そのなかからどれを選ぶかセンスが問われる馬券的にも興味深いレースでした。答えは前半33秒5からウエスタンウッズが押し切るという大波乱(4人気)。ウエスタンウッズの何が難しいかというと、まず斤量がこの馬だけ3キロ増だった。柏木集保氏もテレビでこの斤量増に触れていたので、まずここを乗り越えないと一生当たらない。この的場→田中勝の乗り替わりこそ勝負気配だと見事読んでいたのが、月桂樹さんでした。ノーセンスの僕が言うのもなんですけど、これは大いに自慢できる予想だと思われます。3キロ増えてお釣りがくるって的場はどんだけ劣ってんだよと思ったけど、この日的場は小倉で4鞍に騎乗。5人気で1着・2着、2桁人気の馬で6着・6着と大活躍。どうした笑。
さらにウエスタンウッズは馬体重が+14キロ。ほかの馬が順調なだけに、これは気になる。ついでに言えば4頭の中でいちばん融通がきかないように見えるので、激しい先行争いが最も応えそうだとつい考えてしまうところ。こういうわかりやすいネガティブ材料があるにもかかわらず一歩踏み込んで、テンが速いし東京に替わる前に息子を降ろして勝ちにきたという正当な根拠を見いだし、見事そのとおりに押し切ったわけだからこれは素晴らしい。田中勝も最後ちょっと寄って追撃を封じるというガチンコぶりでレースそのものも見応えがあった。やる気って大事ですね。やる気もセンスもないんじゃどうしようもない。。

*1:6人気とは思えないほど本命にしてた人多数