悪いのは誰だ

梁山泊の人たちが株を釣り上げたとかで逮捕され、そのなかの榮義則って人がステキシンスケクンの馬主だった件についてtoroneiさんがまさかの紳助批判を展開していた。短いので全文転載。

しかしこういう元々黒い噂が絶えなかった人を、競馬界に馬主として導いたということで、森秀行調教師には一部で批判が起きていますが、それだったら森先生よりも友人であることをメディア上で公言して、その持ち馬に自分の名前が使われるぐらい親密だったという、島田紳助のテレビメディアで活躍している人としての、道義的な責任ってどうなんでしょうか、馬主に関してはJRAはあの厳しい基準の免許を与えている訳ですしね、森先生だけの責任を言うのはどうかなとも言いたいけど、しかしこの人は本当に森厩舎にしか馬を預けてないんですね。

とりあえず、元々あった黒い噂も一部での森師への批判も紳助のメディアでの公言も僕は知らないので、もしかするとこれから書くことはまったくの見当違いになるかもしれないことをお断りしておきます。まず、前提として梁山泊ってよくテレビで取り上げられてたやつですよね?パチンコのプロはこんなに凄いみたいな扱いで。そうだとすると、いわばパチンコの世界じゃちょっとしたスター的な存在だったわけでしょ?いまは逮捕されたわけだからなにかと問題あるんだろうけど、付き合いがあったというだけで巻き添えにするのはちょっとした言いがかりだよなあ。テレビの世界じゃ似たようなグレーゾーンの商売人がたくさんいるわけだし、聞くところによると芸能人とあちらの人たちのつながりなんて別段めずらしいことじゃないって言うし。だったらそういう関係性を表に出さない方がタチが悪いわけで、公言うんぬんも広告塔的な活動でないなら別にちょっとした笑い話止まりじゃなかろうか。容疑は株の釣り上げだから、紳助が責任を取るべき要素があるとすれば・・・うーんちょっと思いつかない。
一方の森師も馬主の人がステキシンスケクンを使って競馬で何か悪いことをやったわけでもないわけだから、たまたま管理馬の馬主が捕まったというだけの話じゃないの。この一件で競馬のイメージが著しく下がったのなら犯罪者の親よろしく連帯責任の目もあるのかもしれないけど、どうなんでしょうか。いまのところこの件が世間的に見てドーピング事件ほど盛り上がってるとは思えません。もともと森師は金こそがすべてですみたいなキャラにされてるから事件がハマりすぎててアレコレ言われやすかったという面はあるだろうね笑。せいぜいそのぐらいですよ。無理やり紳助を糾弾しなくても森師をかばうことは別に難しくないと思われ。しかし調教師は擁護されるなあ笑。
ところでステキシンスケクンの馬名はわりと話題になったはずだから、そのとき馬名を話題にした人とかも罪を償うなり社会的罰を受けるなりしないと不公平だよね。そんでこれからはいちいち馬主の本業まで調べて、職業の貴賎を確認し、この人ならば未来永劫清廉潔白であると確信しないと競馬について何かを語ることは危険だってことになるよね。みなさんも気をつけましょう。もしかしてみんなそうやって素行とか調べ上げてから人付き合いとかしてるの?それとも予知能力とかあるの?
この話からまだもうちょっと思うところあるのでつづくかも。ご意見や事実誤認の指摘などあればぜひお願いいたします。

参考文献
悪の栄えた試しなし(傍観罪で終身刑http://d.hatena.ne.jp/Southend/20070308/p1
馬名はこのままですか?(きりたのホビーナデイズ。) http://d.hatena.ne.jp/yambalu/20070309/p4
ステキシンスケクンビクトリーテツニーを所有する馬主が逮捕(座布団が行司にクリーンヒット) http://d.hatena.ne.jp/wao_o/20070307/p2