ギャンブル好きな人は悪い人

りあるさんが競馬サイト界隈で小次郎編の不動様のごとく恐れられているmomdo様にかわいがられて盛り上がっている。せっかくだから例によって周回遅れ気味にギャンブルと世間的イメージについて少々。
日本でギャンブルというとパチンコと競馬が2大巨頭。ここに間口を広げた株が割って入ってきていて、あとは宝くじとせいぜい麻雀ってな感じかと思われる。株は信用取引とかデイトレとか十分ギャンブルに入ると思うけどおそらくまだ世間では株ってギャンブルなの?ぐらいのポジションだと思う。むしろ経済に関心を払っているとかでマイナスどころかむしろ知的なイメージまでありそう。宝くじは控除率がボッタクリ級でほぼ全員が負けるギャンブルであるのに、その性格上金を突っ込みすぎて死ぬなんて話も無さそうだし、趣味として時間を浪費するわけでもないのでイメージ以前にギャンブルとしての存在感が薄い。麻雀はルールのハードルがやや高く、将棋とかチェスみたいな知的ゲームとしての側面もあるけれど雀荘を中心としたダークなイメージはいかんともし難く世間的なイメージはあまりよろしくない。しかしそんな麻雀も所詮日陰の存在であって、競馬やパチンコに比べたら屁のようなものだ。ゆえに競馬とパチンコというのは日本におけるギャンブルの象徴的存在同士として同類なのではないか。
さて、ギャンブルのどこがダメなのかを考えると、1:怠慢(働かないで金を得ようとしている)2:破滅(借金したり首吊ったり)3:迷惑(犯罪に走る/余計なところに金が流れる等)などが思いつく。こうして並べてみると、競馬よりパチンコの方がバッチリ当てはまっているように思う*1のだが、なんせ同類なわけだから、一緒くたにされて相乗効果で足を引っ張りあってるようなものである。世間的イメージが売上げ、ひいては競馬の存亡に関わるという流れで考えると、パチンコが消滅してくれるのがいちばんいいのだが新台のCMがテレビで流れるほどの巨大産業だし、ギャンブル施設のプラス面というものもあるので現実的ではない笑。日本にカジノがどんどん建設されて一般化していけばギャンブルを取り巻く状況も変わってくると思うけど、そのとき競馬はどうなっていくのやら・・。
一方、ギャンブル施設建設への反対というのは、表向きにはギャンブルは悪だからということなんだけど、裏にはいろんな思惑があって、実は同業者による客の取り合いであるとか反対することそのものに利益がある立場というのがあったりもする。その連中にとってはギャンブルの善悪など別にどっちでもいいのだ。ただ、ギャンブルには必ずはまる人がいて破滅する人間が生まれるという現実さえあればそれで十分なのだ。こればっかりはどうしようもないことで、車には事故タバコには病気みたいなもので完全否定することは無理だ。だからまあ競馬で負けてばっかりでおまけに健康まで害してますとか公言してるような人間がもしいるとすればギャンブル業界にとっていちばん厄介だ。もしいたらの話ね。
というわけでございまして、momdo様が書いてたことも無意味なことでは全然無かったわけですけど、何もしてないはずのりあるさんがあんなにもmomdo様に睨まれたのはなぜなのでしょうか笑。

*1:あくまでイメージ