ジョッキーマスターズ感想

気分が優れないので予想を書く気にもならずサボりましたが、普通にハズれてました。昨日新聞を眺めてたときには面白そうなレースが見つからず、これは府中に行ってもつまらないかと萎えてたわけですが、決めたことはやり遂げようと思って行ってきた。競馬場行ったの何年ぶりだろうってぐらい久しぶりだったので懐かしさもひとしおでした。新スタンドはさすが金余ってるぜJRAって感じでファイナルファンタジーの街並みをうまく再現できていたのではないでしょうか。あと色がいいね。おれが塗ったかと思うような色使いで*1
メインのベッラレイアの末脚には鳥肌が立った。後方で前が壁になり横に移動して絶望的な位置からの差し切り。オークスに向けてこれ以上無い派手なパフォーマンスになったけど、あんな競馬で本番大丈夫なんだろうかと思いました。それと、競馬知らなくても目の前であんなの見たらさすがに競馬ってスゲーってなるよなあ。やはり競馬への入り口は競馬場にあるね。
普段買わないような福島最終も壮絶にハズしていよいよお目当てのジョッキーマスターズ。3画面ターフビジョンにシンボリ服の岡部が映って場内から歓声。パドック行ったら普通のレースなみに人がたくさんいて競馬は思ったよりも愛されてるのだなと感じた。鈴木淑子が懸命にインタビューしてたけど音はほとんど聞こえなかった。ボイド理事長やら柴田政人やら郷原とかもいてレジェンド感たっぷり。誰かわからないおじいちゃんもいた。定期的に「根本落ちるなよー」という声がかかっていた。「頼むぞー!」って声を出してたやつはセンスあるなあと思った。
止まれの合図で誘導馬に細江、横山典、後藤。細江が大人気。彼女そんなに人気でしたっけ?笑ここにも競馬に客を呼ぶヒントがありそうな気が。新鮮だったのはパドックで騎手がファンのかけ声に反応したり手を振ったりしてたこと。根本は「岡部さんを差しきってくるよー」とか言ってた。的場は皇室の人のように手を振っていた。的場はやたらしゃべってたしサービス精神ありすぎ。逆に心配になるぐらい。馬が地下馬道に消えていくとファンもダッシュで大移動。スタンドにはさらに大勢のファンが残っていて普通に混んでた。
画面には実況席の杉本清と田中勝。柴田政が変なとこでスターターやってた。ゲートから無事に出ただけでまず拍手。レースは松永幹が逃げて前半52秒のドスロー。そっから垂れていく松永幹は現役時代そのもの笑。根本の大まくり→まくりきれずには笑った。勝ったのはインベタで先行してた河内。実は53.5キロで斤量が最軽量*2。開幕週だし位置取りも良かった。さすがやで。杉本さんの夢に指名された、岡部は4角で外に振られてたような。直線では微妙に挟まれてたけれどそっからの本気追いが凄かった。おまけレースでも全力投球で最後まで諦めない姿勢にしびれた。ビッグジェムの内田博は流してたよね。この岡部の4着争いが写真判定になり、JRAも芸が細かいなと感心した。
競馬を過剰にスポーツ視するのは個人的にあまり好きじゃないけれど、馬券の売っていない競馬学校の練習用の馬たちによる余興のレースであれだけの盛り上がりになるとは正直驚いたし、それなりにさわやかな感動に包まれもした。なによりこういう企画に応えてファンのためにと協力した関係者*3やそれを全身で喜び歓声をあげていた競馬ファンの姿に感動した。競馬は競馬ファンの愛によって支えられているんだなということを思い知った。こんなに盛り上がるならもう年間ポイント制とかにしてスポーツとして確立すればいいんじゃないか笑。とにかく、ジョッキーマスターズは大成功だったと思うので第2回もはりきってやってもらいたいと思う次第でございます。行くの大変だったし風も強かったけれどやっぱり競馬場はいいものだ。

*1:某選手権を参照(宣伝)

*2:アイネス中野は59キロ

*3:ギャラとかあるのかもしれないが