函館記念感想

なんか最近馬券が当たるようになってきたんですけど、どういう風の吹き回しでしょうか。いままで1ヶ月ぐらい当たらないなんてザラだったんで当たらないのが普通だぐらいに思ってたのでなんだか気持ちが悪いです。でも人間の欲は尽きることを知らないもんで、1個当たったら当たったで今度はなんで2個当たらないんだとかになってくるわけです。そうやって人はまわりに対する感謝の気持ちをだんだん忘れていってしまうのです。嘆かわしいですね。
で、函館記念ですよ。おれの本命ロフティーエイムが道中好位の内という絶好のポジションを進んで、外のマチカネキララに惑わされることなく、絶妙のタイミングで追い出すという人馬一体の騎乗を見て、これは柴山に菓子折りを持っていままで舐めてたことを謝りにいかなければいけないのではと心配してたら、おれと柴山の夢を外からエリモハリアーが一瞬で打ち砕いた笑。3連覇とか意味がわからない。これがカワカミプリンセスで泥を被らされた幸四郎へのお駄賃ってやつか。
しかし9人気から入って7人気のエリモハリアーを拾えなかったおれは馬鹿すぎる。たしかに適性はあるに決まってるんだけど、競走馬のピークはあまり長くないっていうイメージもあるし、なによりこのレースは有力馬が揃いすぎた。斤量魅力なナムラマース、宝塚好走のアドマイヤフジ、岩田神のサクラメガワンダー、素質馬マチカネキララ、前哨戦快勝のシルクネクサス。いつものおれならサクラメガワンダーは切ってたと思うんだよね。でも岩田だし、穴から入って人気馬を取りこぼすのもあほらしいっていうチキン野郎な考えで押さえたんだよね。そんな調子であれもこれも念のためにとやってるうちに11頭立てなのになにをやってるんだおれはみたいな心の声も聞こえ、エリモハリアーまで打席が回らなかった。ただ、それでもまだチャンスはあった。ナムラマースサクラメガワンダー、メイショウオウテあたりは馬体重で評価を下げられた。この段階でおれはじゃあアドマイヤフジ入れて実質4頭立てみてーなもんだなと思ったわけよ。そしたらじゃあ5番手でエリモハリアーでも足しとくかで良かったわけだよ。なんという凡ミス。吸入器もビックリ。つーか複勝でも9倍じゃないか。
豊富な選択肢を乗り越えてロフティーエイムにたどり着いたまではわれながら鋭かったけど、なかなか班長さんのように鮮やかに決められないね。おれの方が全然おかねほしいのになあ。