大井競馬が大フィーチャー

今日のうまなで(大井で森三中と馬券対決)は面白かった。地方競馬の振興につながれば意義もあるしね。やっぱ楽しそうに競馬やってる様子を見せて盛り上がってると思わせるのがいちばんだと思う。
対決はいきなり森三中予想屋のおっちゃん推奨のエドノスキーが先行抜け出しで快勝。うまなで側の助っ人後藤推奨のブライダルサンデーは4着。ぽっちゃり田倉の予想はこれで全国区だな笑。後藤は責められてたけど予想のプロじゃないんだし大井なんてよその庭だからねえ。現役騎手の予想っていうのはそれだけで興味深い。選んだのが内田博だったのがちゃっかりしてるなと思ったけど笑。レース前の予想屋とのくだりでおっちゃんは今日の大穴だとか言ってて、森三中も全然印ついてないですよ!とか大騒ぎしてたからこれはすごいことが起こったと思ったのに、単勝2人気で5倍だった。印が無いのに2人気ってそれはそれでキナ臭い話かしらと思ったり笑。
今週号の競馬ブックでちょうど山野浩一氏が大井競馬の好調について書いてるんだけど、大井には若い人が多く、レースよりもビールや食べ物でワイワイやっていてそれが欧米スタイルの楽しみ方なんだそうだ。

地べたに座り込んで深刻な顔で新聞とにらめっこしているような光景は発展途上国の競馬だけのものだと思う。

とまで言っている。たしかにゲーム業界でDSが天下を取ったように敷居を下げて一般の人たちを巻き込んでいくことが市場の拡大につながるのは間違いない。でもみんなが注目してなくても競馬の良さを理解して何をされても大人しく長年勤め上げてきた競馬ファンに向かっておまえのそれは後進国ですよと言ってあげちゃうのはいかがなものか。そもそもそれは特色であってどっちが進んでるとか遅れてるとかそういう話じゃないだろう。
山野浩一氏によると、ギャンブルの本質は自己決断であり、日本人はそれが欠けている。しかし最近になって裁判制度や経済の面で欧米的な先進国化が進みつつある。だから日本人にも変化が出てきてそれが大井の若者たちにも現れているんだそうだ。競馬の復興にはこのような時代への適合が不可欠で、大井はそれに取り組んできたからいまの盛況があるんだってさ。どうでもいいけど、レースそっちのけでワイワイやるのはギャンブルの自己決断とは遠い気がするんですけど。
おれもコロちゃんコロッケをあえて食べないぐらいの大井通だから言うけど、大井がうまくいってることに特別な勝因なんてないと思うんだよね*1。馬券馬券言ってないファンが多いというのは単にはじめたばかりでまだ覚醒してない人が多いというだけの話。いずれそのなかからコアファンとやらも育ってくる。だいたい、コアファン的な人が一般の人を引率したりして布教してるんだろうにそれを古いとかマジ意味わからねー。

*1:実際、具体的なことは書かかれてないし