帰ってきた自由意志

昨日はふと見かけたこれについていろいろ考えてたんだけど、頭からケムリ出てきてやめた。で、よく見るとそれの前にあったのがこれ。

書評 - 脳の中の「私」はなぜ見つからないのか? (404 Blog Not Found)
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50886561.html

それでは、受動意識仮説とは、何か。

我々のほとんどは、何かをする時に、まず「何かをしよう」と意識し、それを行動に移すのだと考えている。これが、能動意識仮説。ところが、最近その逆と考えた方がつじつまがあうという研究成果が多く出されてきた。まず行動があり、意識はその後で「実はそうしたかったのだ」と思い込むというものだ。これが受動意識仮説である。

行方不明のみちアキさんが前に紹介してた指を動かそうと思う前に指は動いているってやつですね。ここから当然のように自由意志は無いって話になり、だとすると刑法もいらなくなってくるわけでこれは怖い考え方だとdankogaiさんが3秒で考える。すると刑法があるのも決まり切ったことなんですけどプギャーみたいな斜め上の反応も出る。

決定論(Log of ROYGB)
http://d.hatena.ne.jp/ROYGB/20070806#destiny

でも後半は超納得で、「指を動かそうと思って動かした」というのが実際のところ行動の後にそう思い込んでいるだけだったとしても、それだけで自由意志を否定する材料にはちっともならないし、そもそも自由意志はあっても無くてもわれわれの行動に影響が無いことなので誰が正しかったとしてもちょー無意味。現段階で言えることは、自由意志は無いとか言った方がちょっと知的に見えるよねということぐらいなものである。

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