動物愛護と馬インフルエンザ

馬インフルエンザに関してしばらく静かにしてようと思ってたけれど、おれのスーパー読解力がうなりをあげたんで気晴らしに書く。まず、はてブのこれ。

baji この騒動で「馬は所詮、駒」「動物愛護はぁ?」みたいな論調が幅を利かす中、正面切ってこうした主張ができるブログは貴重だと素直に思う

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/toronei/20070826/H

shindou 「馬は博打の駒じゃなくて」ねえ・・。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://yosouka.net/cgi/mt/archives/000634.html

馬耳東風さんに対してどうこう言うつもりはありません(あるとすれば何の落ち度もない安定感が妬ましいというぐらい笑)。ただ、動物をこよなく愛するでおなじみのこの僕が動物愛護の精神が無い鬼畜みたいに思われたら心外だということを表明したかっただけです。1年前の崖からねこ投げ事件とか参照ですよ。競馬で馬を弄んで喜んでいる僕たちにはそもそも動物愛護なんて口にする資格はないのです。命を落とすとか以前に、レース直後の馬の姿とか酷いからね。こないだスーパー競馬でもやってたけど、子馬と母馬を引き離すところとか、競馬にはかわいそうなところなんて山ほどあるわけです。しかもスポーツ選手なんかと違って馬たちは自らの意思でやってるわけじゃない。でもそんなことを言い出したら僕たちは牛角にだって行けないわけです。そういう意味で競馬にかかわる人間同士でおれの方が動物愛護だとかあいつはもっと動物愛護するべきだとか言っても間抜けなだけではないでしょうか。あと素朴な疑問として、強行開催容認が幅を利かせてるなんて、例の頭がおかしいとか言う声の大きな人のおかげで全然思ってなかったんですけど、どうなんでしょうか。

日刊競馬(8月25日付け)に載ってた柏木集保氏のコラムは牧場への影響の懸念と自分のことしか考えていないように見えるJRAへの批判が書いてあったわけだけど、最後にこんなことが書いてある。

競馬が始まってしまえば子羊のような私たちは、草をはむように馬券を買う。だが、競馬ファンの本質は、倫理と、正義。そして「馬」の味方であることが誇りなのである。そう、JRAはひとつも馬の側には立たなかったのである。

まあこういう方向の意見は別にめずらしくもないんだろうけど、たしかに競馬の罪悪を誰よりも理解しているだろう競馬関係者こそが、それを日々大人しく引き受けている馬たちの功労を評価して「馬の健康が最優先だ!」なんて展開になってたらそれっていい話だなあとこれを読んでちょっと思った。でもそれって理想論だよねってことが一連の馬インフルエンザ騒動の難しいところだと思うのです。
最後にこれ。さすが僕らのmomdo様は- Shining Blade -の中の人なんて傍観罪の人に構ってもらってハアハア言ってるだけの小者だと看破しているわけですけれど、傍観罪の人は他人の意見を聞くっていうのはこうやるんだよとやさしくお手本を見せてあげただけだと思うんですよね。それなのにそれを真に受けてますますハアハア言っちゃってるわけだから遊ばれてるのは・・って話なんじゃねーの?ってうちのねこが言ってました。