ウィナーズサークル感想

とりあえず先週発売のDS初のダビスタゲームの感想からいってみたいと思います。発売元は元気という会社ですけど基本的にダビスタそのまんまです。ダビスタと差別化を図るような独自の要素はほぼありません。ある意味親切ですね笑。
調教はデフォルトが「おまかせ」になっていて調子は○とか×とか表示されていて横にはその推移を表す矢印も付いてます。馬の能力もスピード、スタミナ、瞬発力などなどがSとかAとかのランクで見えるようになってます。メモとか取らなくてもいいようになってるわけですね。また、種付け時に種牡馬を選ぶ画面では産駒の予想能力が一覧になってずらっと並びます。血統とか父馬のパラなどいちいち考えなくてもそれ見て予想能力が高くなってるなかから好きな種牡馬を適当に選べばいいわけです。簡単ですね。
騎手は得意脚質と寸評があってランク的なものや顔のグラフィックは無し。わりと誰でも乗ってくれる感じ。レースはAボタンで道中を飛ばせます。直線でもっかい押すと直線も飛ばせます。始まって2回押せばすぐに結果が出る仕組みです。せっかちな人も安心ですね*1。外枠というか外を走ってるとかなり損な印象です。作戦の指示が出せるもののあまりその通りにはなりません。その反面、差しが前にいれば期待度アップとか先行馬が後ろだともう終わりということもないような印象。馬さえその気なら大外からでも逃げててもすごい勢いで伸びます。それと、伸びたり止まったりするタイミングが各馬バラバラなのは個人的に高く評価したいところです笑。ライバル馬との力関係というか難易度は低めだと思います。
こっからは欠点。前述の通り、このゲームのレースの勝敗を分けるのは馬の気分次第だということ。リアルと言えばそうなんですけど波が激しすぎる。たとえ単勝1倍台であっても余裕で惨敗を繰り返します。逆に馬が力を発揮するとなると大舞台で無名の穴馬がぶっちぎりで勝ったりもします。そのため、ライバル馬の印象も非常に薄く、まるで空気のような存在感です。そもそもG1に有名馬が揃うことが少ないです。牡馬クラシック戦線に牝馬が何頭も出てきたりするのも謎。それよりなにより致命的なのがライバル馬の脚質がなぜか騎手に依存しているところです。したがってヒシアマゾンの脚質は逃げです笑。これは萎える。
まとめると、携帯ゲーム機用のダビスタとして全体的にそれなりの格好はつけているものの、なんとなく釈然としない感じがするゲームです。ファミ通でオール7点だったのもなんとなくわかる笑。

公式サイト

*1:ただしレースの前に待ち時間があります