競馬本読んだら開幕だ

あけましておめでとうございます。去年は忙しくて更新できませんでしたって書くの流行ってるの?人間なんだから何事も常に同じ状態を維持し続けるのは難しい。たとえ休んでもやめないで続けることが大事ですよ。うん偉いなあおれ。まあ年も変わったことだし過ぎたことは忘れて、腐らずにできるだけ安定更新を目標に頑張っていきたいと思います。
さて、競馬の無いあいだにもう1冊「ヤリヤラズ入門」(加納裕一/競馬王新書)という本を読みました。内容は番組と調教師に注目してこういうパターンはヤリでこういうケースはヤラズだとかいう感じです。言ってることはまあわかるけどなんかこうもやもやする。競馬の個人ブログでもたまに見かける玄人気取りみたいな。おれのことじゃないですよ笑。意味無く専門用語とか使いたがっちゃう人のことね。奇跡の血量が〜とかね*1。一例をあげると75ページのこれ。

どんな名騎手でも6割は負ける


プロ野球で打率3割といえば名選手の証であるように、騎手で連対率3割はファンに大きな味方でしょう。しかし残りの7割は馬券外しに加担しているわけですから、その数字を一種のマジックと見て、あまり重視しないほうが今後の馬券に役立ちます。走るのは馬で人ではないのです。

ちょw6割出てこないwwそれはいいとして、連対率は打率と違って誰かが連対するとそれ以外の人は自動的に連対できないことになるんですよね。うまい騎手が一堂に会す場合もあるわけで。本の内容とは関係無いとはいえ端々になんとなくセンスを感じない。話に出てくる馬が堂々とミホノブルボンとかカブラヤオーっていうのもちょっと切ない。
このほかにもヤリヤラズの実例として誇らしげに馬柱を載せてるんだけど11人気16着でヤラズとか言われてもなあ。問題なのはそれしか適当な例がないのかよっていう頼りなさね笑。ヤリの例でも展開に恵まれただけなんじゃねーの?っていう好走例もチラホラ。そもそも一例だけあげても裏付けにはならないわけで、せめて年間に何回出現したぐらいは頑張って出せばよかったのに・・。
年明けから厳しい感想に仕上がった気がするけど、ヤリヤラズが認知されることは公正競馬の基礎としていいことだと思います。この本ではヤリヤラズは八百長ということではなく、調教師による稼ぐための企業努力なのだと書かれている。これは背景の説明としては超正しい。斤量の影響は短距離の方が大きいとかも砂金さんと同じ見解。いいことも書いてある。さて、そんなこの本によると1月は年末に結果の見えたリーディング争いを捨てて勝ちを温存していた厩舎がヤリに回るそうですよ。

*1:ねーよ