NHK杯準々決勝感想

最近はNHKの将棋観ながら予想してるんだけど、淡々と指されると面白くないなあ笑。難しいことわかんないからなあ。でも今日のは顔キャラ佐藤康光登場だったし、優勢だったのに三浦弘行八段が穴熊で粘りに粘って盛り返して、放送時間ギリギリまでもつれこんでもどっちもすぐには詰みそうにないという大激戦で、なかなか盛り上がってたように思う。
結果は佐藤康光の攻めが細くなってきたかというところで、三浦八段がうっかり詰めろ(ほっておくと詰みになる状態)を受けないという気まずい終わり方だった。解説の人も声が出てた笑。あーいうのは演出としてわかりやすくていいと思う。ああいま失敗したんだなって。あれちゃんと対応してたらまだまだもつれたんだろうか。NHKのやつは早指しで30秒しか考える時間がないからそういう失敗もあって仕方ない。いい勝負だったのにもったいない。本人もよほど悔しかったのか負けたあと「ちくしょ・・」って途中まで言ってなんかごまかしてたように聞こえたんだけど気のせいか笑。こういうのも人間味があってアリだと思う。
先週は同じく顔キャラで本も読んだ渡辺明竜王だった。対戦相手は増田五段っていう人。増田とか言われるとちがうものを想像してしまうよね。でまあ途中でその匿名の人が匿名なのをいいことに桂馬を発射したのね。それは素人のおれもおおっ!こ、これはマジヤバイんじゃね?と思ったぐらいだったんだけど、渡辺竜王は顔色ひとつ変えずに華麗にスルー。なんだかんだでいつのまにかうやむやにしてた。その懐の深さにちびった。さすがに竜王は違うんだなと。感想戦とかブログみると厳しい手だったと思ってたみたい。最後は計ったように打っておいた香車がきいてゲームセット。鮮やか。
たしかその感想戦のときふたりともやたら「ダサイ手」という言葉を使っていた。将棋の世界の専門用語なのかな。味が無いとかもよく出てくるし。やっぱ将棋と競馬の予想はいろいろ通じるところがあるような。そんで将棋弱かったおれは馬券買っても当たらないわけだなとしみじみと納得した。