弱者のHPはもう(略

近頃飽きてきてほったらかしていましたが、いつも冷静な殿下からめずらしくパッションを感じたので。

「勇気を出さない自由」は、ある種社会の豊かさを象徴するものだとは思うけれど、「勇気を出さない自由」の確保を声高に主張するのは何か生理的にカッコ悪い気がすると俺も思う。安っぽいプライドなんかな。

http://b.hatena.ne.jp/mahal/20080317#bookmark-7895916

なんていうか児童ポルノ法の話をしたやつがペドフィリアみたいなことを言ってるような。たしかにおれとか明らかに社会のお荷物側の人間ではありますけど、べつに自分の自由を確保しようと思って小飼弾氏に絶望したわけじゃない。簡単に言うと、強い人が弱い人を声高に嫌悪するのと、弱い人が強い人を声高に妬むの2択だったら、強い側が我慢してあげるのがスジかなと思うわけですよ。お兄ちゃんなんだから我慢しなさい的な。
でまあ、話の本質としては自分は弱者とか言ってないで頑張れよっていうちょっとした老婆心なんだとは思いますよ。どちらが正しいかまたはかっこいい「意見」かで言えば、そりゃマッチョ様の言う通りですよ。でもそれ言う強者がかっこいいとはちっとも思わない。これが個人的どまりの特殊な感想だとも思わない。実力があってもビッグマウスはそれだけで嫌われるものだからね。おれは自分の力だけで勝ったんだ参ったかガッハッハってわざわざ言うことじゃないっしょ。どうも頭のいい人特有の負けを認めたくないだけ病な香りがするんだよね、後半に行けば行くほど。そうやって人生も勝ってきたんだろうなあ。
弱者=勇気・努力の足りない人っていうのも一面的には真実だけど、平和主義をこじらせた人も弱者だし、一時的に弱者の位置にいるだけの人もいる。どうやっても弱者という人もいるだろう。そういう案件ごとの諸事情を蹴飛ばして、自業自得だろとか、弱者は無様で迷惑、手を貸すのはためにならない等のクールな指摘はブログじゃなくて料亭とかで仮面でもつけてやればいいんじゃねーの?
ちなみにおれは稼ぎ(成功)は能力に依存するべきだと思ってるから、手を伸ばすだけであなたも勝ち組だみたいな話には無責任だなあとしか思わない。才能が無い人を共同体という視点でどう生かすかというテーマへの現実的な行動が「強者によるブログでの説教」ってお粗末すぎる。

参考文献

要は、勇気がないんでしょ?(Attribute=51)
http://d.hatena.ne.jp/guri_2/20080316/1205641886

バイキング式のレストランで給仕を待つ君たちへ(404 Blog Not Found)
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51018376.html