他人を巻き込む場合は心臓麻痺になります

加害者にも人権はある(大野の日常)
http://d.hatena.ne.jp/oono_n/20080429#1209415801
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「無題ブログ」管理人との対話
http://d.hatena.ne.jp/oono_n/20080506#1210047928

揉め事を眺めた感想。元エントリは加害者にも裁判を受ける権利があるとか推定無罪とかの話だった。ちょっと僕も読解力が足りなかったなと、まあ以下は負け惜しみです。話が単にそのれべるだったらそりゃそうだでおわりですね。基本的な知識が不足しているわれわれ一般人の関心事は「犯罪者に人権はあるのか?」ということです。これはもちろん建て前やルールの話ではなく、本当のところどうなのかという純粋な疑問です。そこがすれちがっただけでなにも揉めることはないのになあと思います。
例えば死刑の是非ですけど、これはつまるところ好みの問題でしかないでしょう。どっちもどっちだとしか言いようがない。死刑にすると生き返らせることができないのでまず冤罪という問題がある。さらに死刑は国による殺人を認めるという線でファシズムにつながるという不安があるらしい。あとは死刑の根拠であるはずの抑止にならないから意味無いという意見とか。これは凶悪犯が超人(例外)だから当たり前なんだよね。やる奴はやる。死刑より強力な極刑ができるまでは意味無いというより効果はいまいちわからないぐらいが妥当かと。
一方で死刑*1にしないということは更生を期待するという意味がある。しかし本当に更生したかどうかを確かめる術は無い。再犯する可能性と更生の期待、もっと言えば再犯する可能性とそいつを生かす価値との比較ということになる。ここが犯罪者に人権はあるかの事実上の決勝戦ということでしょう。ちなみに準決勝は被害者は生き直せないのに、なんで罪を犯した方だけやり直せるの?だね。
例えば、面接で履歴書に「殺人」とか書いてあるのね。とるの?手塩にかけて育てた娘が連れてきた男(レイプ魔)が「お父さん!娘さんをください!」とか言ってくるわけ。あげちゃうの?その家の隣に住めるの?そういうことだよね。
まあどうせ現実にそうなるわけじゃないから、そんな差別なんてするわけない!とかご立派に言うのかもしれないけど、一皮むけば「やられたら自分の手でやり返せばいい」どまりの人間だったりするんだよね*2。やるかやられるかの場面で憲法の知識なんて超無力。現実ってそんなもの。

5/8追記:トラバきました。

まあ、茶化すようなエントリには、茶化しで対応する。まあ、程度の低い人のレベルにまで自分が堕落する必要もないのだが、わかりやすく書かないと理解できないだろうからね。

http://d.hatena.ne.jp/oono_n/20080508#1210192515

顔真っ赤にして見に行ったら削除で修正済みのようで。

*1:完全な終身刑

*2:チキンて笑