お釣りの不思議

目標にしたレースに向けて目一杯仕上げた次のレースで調子を落とすことを専門用語で「お釣りが無い」と言います。競馬の世界でこの現象はあまりにも有名ですけど、それってつまりどういうメカニズムなの?と言われてきちんと説明できる人は少ないと思います。
お釣りで思い出したけど、前々から気になっていることがあって、お札と小銭が混じったお釣りのとき、必ず「大きい方お先にお返しします」とかほざいてあいつらお札から渡してくるっしょ?あの順番って誰が決めたの?お札を渡されてからお札をしまって小銭を受け入れる態勢になるまでって時間がかかると思うの。
なぜそうなるかというと、払う側はまず間違いなくお札から出しますよね。そしてチャックを開けて端数に合う小銭あるかなとなるわけです。この払う側チャック全開状態から、お札を先にもらうのと小銭をもらうのとではどっちが早く対処できますか?そうですか。
そう考えていくと、払う側の不利益とレジ処理速度を殺してでもお札から出さなければならないよほどのメカニズムがあるはずだよね。ところがおれが逝っちゃってるからかわかんないけど全然思いつかない。数字の並びの順番にそって返す方が自然な流れだからとか?あれだけの犠牲を払ってその程度の説明では、たとえおれはよくても枝野議員は納得しない。それなら逆に、小銭から返してしまうと何かまずいことがあるんじゃないかな。まったく思いつかないけど。
まあそういうわけでね、理屈ではわりきれないのが人間らしさってもんですよね。理屈っぽいやつはだいたい嫌われるしね。まとめると人生にはお釣りなんてないから、おのおの精一杯いまを生きてくださいよっと。